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今度は自動で途中のモーションを補完してみます。補間のパターンは色々あるのですが、ArduiroidOneのソフトウェアはサーボモータの角度で姿勢を決めているので、一番簡単な等間隔に補間する場合の関数を作ってみます。
ソースコード
この関数は単純に指定されたポジションAからポジションBを5分割して動かす関数です。
// Set 8 ServoMoter PositionA to B void set8PosAToB(int positionA, int positionB) { for(int8_t i=0; i<5; i++) //5分割 { Serial.print(i); for(int8_t j=0; j<8; j++) // 8個のサーボモータ { angle[j] = servoCenter[j] +((basicPosition[positionA][j] + ((basicPosition[positionB][j]-basicPosition[positionA][j])/4.0*i) )* servoDir[j]); Serial.print(','); Serial.print(angle[j]); } Serial.println(); // servo Move set8Angle( angle[0], angle[1], angle[2], angle[3], angle[4], angle[5], angle[6], angle[7] ); delay(SERVO_DELAY/5); } }
使い方
あらかじめbasicPosion配列に格納された、A地点からB地点までを等間隔に補完して動かします。
set8PosAToB(1,2);
これはポジション1からポジション2へ補間をしながらサーボモータを動かします。
実装例
例えばシリアルで 5を指示されたら、最初に一気に動かし、次に補間で動かすなら、こんなコードになるでしょう。
case '5': // ToDo
set8Pos(0);
set8Pos(1);
set8Pos(0);
set8PosAToB(0,1);
set8PosAToB(1,0);
break;
この例の様に手を動かすくらいの動きが小さい場合は、set8Pos()で指示したばあいとあまり変わりありません。
しかし、set8PosAToB()を使えば、自動で間を補完するので、モータを一度に沢山動かすときや、大きな動きの時はスムーズに動くと思います。
解説
単純にA地点からB地点を5分割してモータに1/5づつ指示を順番に出しているだけです。一般的にはこれを直線補間と呼んでいて最も単純な補間方法です。
単純ですが、これでArduiroidOneも少しはスムーズな動きができるようになったはずです。ここから応用して分割数を変更したり、分割後のディレイ時間を調整してスローモーションで動作させたりしても面白いと思います。
直線補間が理解出来たらもう少し複雑な補間方法を試して見ても面白いと思います。
おしまい