はたしてMINERVA-II2 は無事、「リュウグウ」に着陸できたのでしょうか。
今日は2019年10月12日ですが、特にニュースやJAXAからの発表も無いようです。10月3日に投入したので、もうとっくに「リュウグウ」に着地しているはずなんですが、どうなったんでしょうか。気になります。
モデリング
それではMINERVA-II2をいつものMicrosoft 3D Builderでモデリングして行きます。外観は東北大学のこの資料とJAXAの資料を参考にして行きます。
二つの資料で微妙に大きさの違いがあり、突起部を含むものなのかは良く判りません。大体の仕様は公開されていますが、MINERVA-II2などは、大学の共同開発なので設計図が公開されていても良いようなもんなんですが、まだ見つけられていません。ミッションが終了してから公開されるのかもしれませんが、この辺りの情報公開も日本の宇宙開発の課題のような気がします。(公開すると、いろいろガタガタ言われるので成功するまで公開しないとか。)
もしだれかダウンロード先の情報を知っていたら教えて下さい。入手できた時点でモデルを修正します。
本体
ボディは直径15cm、高さ14.5cmの八角中柱でつくります。これは簡単です。
Micorsoft 3D Builderを起動して、挿入→カスタムで
シェイプ 円柱
緯度 1
経度 8
デビジョン 1
半径 75mm (直径150)
高さ 145mm(突起部含まず)
で「MINERVA‐II2」のボディができます。色は素材でメタリック調の黄色を使っておきます
太陽光パネル
各面に太陽光パネルを貼って行きます。立方体を適当な大きさに編集して、各面に太陽光パネルを貼って行きます。
MINERVA-II2は、太陽光パネルの形状が何種類かあるようなので、絵を見ながら適当に修正して作成し、コピーして対角のパネルを作成して、コピーして回転させて、各面に貼って行きます。上面の太陽光パネルも立方体を編集で角をカットして作成し貼って見ました。太陽光パネルの素材の色はインディゴでメタリック調にしておきます。
カメラ
裏面がどうなっているかは良く分からないのですが、撮像カメラが二台とあるので、8角柱の二面に球を変形したカメラを配置します。色は黒にしておきます。センサは正方形を加工して色を白としました。
足
次に足(ほんとは足じゃないけど)は各角に1本出して行きます。MINERVA-II1の印刷時に実際よりある程度太くしても、意外と気にならなかったので、造形が安定するように、ある程度太くしておきます。
太陽光パネルと同様に、二つ作ってグループ化し、コピーして回転させて配置して行きます。
あしの角度は、MINERVA-II1と同じで、本体に対して45度、長さは20mmくらいにしておきました。素材はメタリックのゴールドにしておきます。
これでだいたいは完成です。ここまでは簡単ですね。
アンテナ(たぶん)
アンテナと思しきものは、立方体で55mm✖厚さ4mm✖高さ10mm角度45度で中心から20mmの所で角を落として、丸みを帯びた立方体を作成して、そこから半分を使う事にしました。
移動用の植毛
MINERVA-II1とMINERVA-II2の移動方法の大きな違いは、この植毛にあると思います。MINERVA-II2はこの植毛をブルブル振るわせて移動しますが、植毛自体を3Dプリンタで印刷するのは難しいので、台の部分は7mmの正方形を変形して作り、植毛の部分は7mmの球で表現してみました。
球で表現したのはイモムシの脚を想定してのもので、地球での移動にはこれで良いかなと思ってです。どうしても植毛にしたくなったら、この球に穴を開けて繊維かフィラメントを植えれば良いかと思います。
とりあえず完成!
どうでしょう 「MINERVA‐II2」ぽくはなっていると思います。これでモデリングは終了で、あとは適当にスライスして、分割し、リサイズして3Dプリンタで印刷して見ます。
ただちょっと寸法が合っていないように思うので、調整が必要かもしれません。
つづく
Amazon情報
基本的に太陽光パネルで発電し、振動モーターで移動するので、原理的にはこれらのおもちゃと同じです。(中野島ロボットはもっていません。)
評価が今一ですが、こっちも基本構造は同じです。