中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ58 ドミネーターの変形 その7

忘れてないですよ!おっさんドミネータ!f:id:nakarobo:20190523003319p:plain

 

 思考実験のつづき(妄想とは言わないで)

 横の動きもある

ドミネータの変形映像や変形後の形状をみると、実際には弁当箱の蓋やシールドみたいなのが最初に展開したり、箸入れが左右に分かれたり、中心軸に対して左右の動きが少しあります。

 

左右の動きを実現するには

弁当箱の蓋を180度回転させることを主眼にサーボモーターを設置すると、左右の動きを実現するために、回転運動を横方向の動きに変換する必要があります。回転運動を横方向の動きに変換するには、一般的にはギアやプーリーが必要になってきます。ギアでもウォームギアを使えば、要はネジと同じで、回転方向が横方向の動きに変換できます。

 今回のように、回転運動を90度ずらした横方向の運動に変換するには、サーボホーンにネジを取り付ければ、回転に合わせて左右に箸入れを広げることはできそうです。

 

問題は

弁当箱の蓋の下にサーボホーンが来るので、弁当箱の蓋を弁当箱から浮かせるのは、この方式でも良いのですが、箸入れや撃鉄までは、ここから動きを伝える必要があります。 

箸入れや撃鉄は斜め前上にもスライドさせなければならないので、いずれにしてもリンク機構を使って動きを伝える必要があります。

 

意外と難しい

ネジ機構の組み込みや、リンク機能の設計や部品の制作は意外と難しいものです。パズルとしてはおもしろいのですが、からくり人形みたいなものなので時間がかかってしまいます。もちろん設計して3Dモデルが出来上がってしまえば、後は3Dプリンタで印刷すればそこそこの精度のギヤやリンク機構は実現できます。しかし、このサイズに収めるのはやはりちょっと難しいです。それに一発で決まらないので、修正モデルの印刷時間やギアのギャップ調整も必要になります。

回転と同軸上に市販のネジとナットを使えば、横の動きは意外と簡単に実現できるので、弁当箱の蓋は、”タミヤの楽しい工作シリーズ”で実現しても良いかもしれません。

  

いっそのこと

それぞれにサーボモータを搭載して、個別に順番に動かすのが案外簡単かもしれません。同時に4個、順番なら8個くらいなら、ロボットと同じなのでArduino Nanoでも簡単に制御できます。これくらいの単純な動きであれば、高価なTowerProの純正SG90を使わなくても、SG90クローンでも良いと思います。ここでの問題は180°以上サーボで回せるかのかですね。

 

つづく

 

購入品情報

タミヤの楽しい工作シリーズから探そうかな?