中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ46 PETGカーボンフィラメントその2

ずっと気になっていたPETGカーボンフィラメントを遂に購入しました。自作の3Dプリンタ Rostock Nanoで確認しています。

 

 購入先
期待のPETGカーボンフィラメントですが、購入したのは、Amanzonのこの商品です。

本体3749円+送料399円の合計4148円でした。

中つ国からの発送ですが、2/17(日)に注文して2/22(金)に届きました。送料無料の商品場合はだいたい二週間程度かかるのですが、実働4日で届いたことになります。

 

梱包

フィラメントの段ボール箱をそのまま、中国郵政のグレー袋で覆っただけのものでした。大抵の場合はプチプチ包んであったり、少し大きめの箱に再梱包されて来るのですが、ある意味潔い仕様のようです。

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到着の速さからして、航空便でしょうが、寒さや衝撃に弱いPLAだと、冬場の航空便はちょっと心配になりますが、PETGなのでこれで大丈夫なのかもしれません。 f:id:nakarobo:20190226184202j:plain

 

計測

箱を空けると、ジッパー付きの袋に、乾燥剤とともに真空梱包されていました。

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推奨造形温度は、230℃から260℃で造形できるようです。(アマゾンでは240-260℃になっています。)

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計測するとフィラメント径は1.76mmでした。1.75mm±0.05なので合格です。

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見た目

最近のPETGフィラメントは滑らないようにあらかじめフィラメントにギザギザ模様が入っているものもありますが、これは普通のままです。

色味は艶消しブラックでは無く、ラメが入ったような光沢感があります。この辺がキラキラして光沢のあるPETGの特徴がでているといった所でしょうか。恐らく印刷してもつや消しにはならないと思います。 

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感触
フィラメントを折った感じは、折れない・硬いと言った感じでは無く、普通のPETGと同じか逆に、少し脆い感じで、グニグニすると折れます。ただし普通のPETGのフィラメントのようなツルツル感はなく、ザラザラしています。なので、エクストルーダーが滑る事はないでしょう。 フィラメント状態での硬さは通常のPETGフィラメントの倍はある感じで、丁度PLAと同じくらいに感じました。180度に折り曲げてみたらPLAでは折れてしまいますが、強化PLA、PETGとPETGカーボンは折れ曲がるだけでした。

左から、PLA、強化PLA(緑)、PETG、PETGカーボン

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特筆すべきは、弾いた時の反応の速さです。PETGではビヨヨ~ンと言う感じですが、強化PLAではビヨーンPLAではビヨン、PETGカーボンではビヨッって感じです。

柔らかさは

  PETG < 強化PLA < PLA < PETGカーボン 

の順に感じます

物凄く硬いというより、カーボンらしい”しなり”と”強度”があるようです。フィラメントの段階でも十分特性の違いが感じられます。

 

もしかしたら

導電性があるのかもと思って一応テスタで計測してみましたが、全く反応せず。

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完全絶縁体です。  

 

つづく

 

 購入品情報

期待のPETGカーボンフィラメントです。送料込みで4148円でした。今は少し安くなっているようです。