中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ39 Rostock Nanoオプション スプールフォルダーの作成 その3

RostockNanoをThingverseに公開してから、もうすぐ1年になります。 

 

1.スプールフォルダの制作

 

設計のポイント
RostockNanoと同じデルタ型にしてみました。これで3点でバランスが取れます。4点だと一点が浮く可能がありますか、3点ならすべてがフィラメントのスプールと接触します。部品点数もできるだけ絞り込みました。 

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印刷部品

印刷する部品は全部で四つで、サポートなしで印刷できます。ブリムは必要に応じて付けて下さい。

  •  ベース holderBase.stl
  •  ふた  holderCover.stl
  •  カラー holderColor.stl
  •  スプールホルダースプーラー holder.stl

 

その他の部品は次の4種類です。

  • 626ZZベアリング X 1
  • M6ネジ 25mmとナット X 1
  • M3ネジ 10mm X 3
  • 滑り止め用のゴムシート(のりつき) 適量

 

印刷設定 

以下の設定で印刷しました。

 idbox!

  • Quality 0.3mm
  • Infill  30%
  • Speed 60mm/sec
  • PLA

 RostockNano

  • Quality 0.3mm
  • Infill  30%
  • Speed 50mm/sec
  • PLA

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自分の部品は自分で印刷します。
 

組立

  1. M6ネジにベアリングを通して、ベースに上から格納します。
  2. ふたをM3ネジ三本でベースに止め、ベアリングを抑えます。
  3. M6ネジにカラーを通して、ユニバーサルスプーラーを通します。
  4. M6ネジを回り止めナットかスプリングナットとナットで止めます。
  5. 裏面に滑り止めのゴムシートを貼り付けます。

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使用方法

フィラメントを上から水平になるように置きます。

ユニバーサルスプーラーがくるくる軽く回る事を確認します。

 3Dプリンターにフィラメントを供給します。

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調整箇所 

軽くくるくるよく回るのですが、回りすぎるよなら少し抵抗になるものを挟んで下さい。フィラメントが少なくなって軽くなると、スプールフォルダーから外れるかもしれないので、残り少なくなったら、重しとして別のフィラメントを上に乗せて下さい。 

(それぐらい軽く回ります。)

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おわりに 

今週末にはThingverseにモデルをあげておきます。

(英語の説明をつける必要があるので・・・)

 

おしまい

 

購入品情報

緑のフィラメントはこれです。Amazonの色よりも実物は写真のように少し明るいです。