RostockNanoをThingverseに公開してから、もうすぐ1年になります。
1.スプールフォルダの制作
設計のポイント
RostockNanoと同じデルタ型にしてみました。これで3点でバランスが取れます。4点だと一点が浮く可能がありますか、3点ならすべてがフィラメントのスプールと接触します。部品点数もできるだけ絞り込みました。
印刷部品
印刷する部品は全部で四つで、サポートなしで印刷できます。ブリムは必要に応じて付けて下さい。
- ベース holderBase.stl
- ふた holderCover.stl
- カラー holderColor.stl
- スプールホルダースプーラー holder.stl
その他の部品は次の4種類です。
- 626ZZベアリング X 1
- M6ネジ 25mmとナット X 1
- M3ネジ 10mm X 3
- 滑り止め用のゴムシート(のりつき) 適量
印刷設定
以下の設定で印刷しました。
idbox!
- Quality 0.3mm
- Infill 30%
- Speed 60mm/sec
- PLA
RostockNano
- Quality 0.3mm
- Infill 30%
- Speed 50mm/sec
- PLA
自分の部品は自分で印刷します。
組立
- M6ネジにベアリングを通して、ベースに上から格納します。
- ふたをM3ネジ三本でベースに止め、ベアリングを抑えます。
- M6ネジにカラーを通して、ユニバーサルスプーラーを通します。
- M6ネジを回り止めナットかスプリングナットとナットで止めます。
- 裏面に滑り止めのゴムシートを貼り付けます。
使用方法
フィラメントを上から水平になるように置きます。
ユニバーサルスプーラーがくるくる軽く回る事を確認します。
3Dプリンターにフィラメントを供給します。
調整箇所
軽くくるくるよく回るのですが、回りすぎるよなら少し抵抗になるものを挟んで下さい。フィラメントが少なくなって軽くなると、スプールフォルダーから外れるかもしれないので、残り少なくなったら、重しとして別のフィラメントを上に乗せて下さい。
(それぐらい軽く回ります。)
おわりに
今週末にはThingverseにモデルをあげておきます。
(英語の説明をつける必要があるので・・・)
おしまい
購入品情報
緑のフィラメントはこれです。Amazonの色よりも実物は写真のように少し明るいです。