ロボットの制御にはいろいろありますが、やはり音声やジェスチャがいいかなと思っています。
はじめに
Arduino Nanoの音声入力ノイズが解決できていないのですが、音を出す側も地道に続けています。
以前紹介した笛について作成者さんに idbox!の掲示板に質問をしていたら、とても丁寧な回答を頂きました。
https://deagostini.jp/community/mtp_bbs/detail.php?id=5371
中野島ロボットさん
こんばんは>各ホイッスルの音の高さは、どの音を狙っているのでしょうか
音を狙って作っていません(作り方が分かりません)。
まずは適当な大きさで作ってみました。色々形状を変えて作成し音が出るようになりました。
7個作成したのは色々な音の高さのものを作成する為で、長さを10mmずつ大きくしたものです。
音の高さや音量がWhistleとして妥当か、ThingiverseやYoutubeでホイッスルの音を探して確認しました。
スマートホンにアプリ(FFTWave Ver.1.5)を入れ、音量(校正していないので目安です)や音の周波数を確認しました。
アプリはどれがよいか比較の為幾つか入れてみました。
アプリで計測した結果(左側から)
音量85db
3746.8Hz
2670.1Hz 図【1】
2024.1Hz
音量70db
1528.9Hz
1313.5Hz
1162.8Hz
音量85db
1938.0Hz
それぞれ高調波が出ています。強く吹くと高調波の方が音量が大きくなる場合があります。>犬笛を作りたいと思っているのですが、音の高さ等は計算で求めているのでしょうか
形状による音の高さの計算式は分かりません。
図【2】(一番短いホイッスルのサイズ)で【A】や【B】が長いと音が低くなります。
試しに高い音のものを作ろうとしましたが図【3】の形状で8161.1Hzでした。【A】は2.7mmです。
【A】を短くすると現在の形状のままでは音が出ません。色々な箇所の変更が必要です。
10379.0Hzの音のものを作ることは出来ましたが、強く吹く必要があり、又短い音は出せませんでした。
Thingiverseに犬笛がありました。「Tiny Little Dog Whistle 」(https://www.thingiverse.com/thing:2999066)
なるほど、音響パイプが短いほど高い音が出て、短い程高い音がでる。
一番小さいのは 音響パイプが15mmで3746Hz で10mm長くなる毎に、低くなって行くのか~。ここまでは理論通りですね。
Thingversの犬笛も紹介して頂いたので早速作って見ます。
Tiny Little Dog Whistle by rumps - Thingiverse
一番上がこの笛で、10分程で印刷できました。こっちも綺麗に鳴っています。音響パイプは10mm程度ですね。
つづく
”音響パイプを短くしたら超音波出るんじゃんネ”と軽い気持ちで始めてみたのですが、簡単だと思ったらこっちもなかなか奥が深いです。
(ハマるな~音響工学とっていればな~ )
購入品情報
犬笛の印刷に使っているWOODフィラメントがAmazonで欠品のようです。
今度買うならこれかな?
SUNLUは木質が30%、Pxmalionは40%の混入率だそうです。
当然木質が少ない方が、PLAの普通の設定で綺麗に印刷できるので、SUNLUかな。
より木っぽいのは Pxmalionだと思います。