中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ29 GR-LYCHEE デザインコンテスト 編集後記(その1)

はじめに

GRデザインコンテスト2018には無事投稿をすませましたが、編集時のバタバタを今後のために書いておきます。

 

機体の外装 

 コンテストに向けて最後に機体の外装加工です。

「よつあし」と「ハロウィンばけつ」を組み上げて、コンテスト用の映像を作成します。

  

カバー作成 

最初はクラゲみたいな可愛いロボットになる予定だったのですが、意外と3Dプリンタで作るには大きくて時間がかかるので既製品を使用して作ります。

透明な球体もあったのですが、GR-LYCHEEに苦戦して機体の作成が遅れてしまったので、とりあえず「ハロウィンばけつ」を流用して作成することにしました。

「ハロウィンばけつ」は直径が17cmです。本当は18cmの球体が必要なのですが、まあなんとかなりそうです。

 

このバケツを買って来た時に、「ロボットの部品かなにか? 家ではハロウィン祝わないもんね。」と家族に言われました。完全に行動が読まれている。

しかし、このばけつ意外とかわいいので、そのままコンテスト用の機体に使う事にしました。ちょうど〆切がハロウィンの前日だし。

 

作成といっても、切って、穴を開けてかぶせるだけです。ほんとはTPUフィラメントでフレームを作る予定だったのですが、時間がないのでかぶせて固定して終わりにします。プラスチックに綺麗に穴を開けるのは難しいのですが、ここで秘密兵器を使います。

秘密兵器といっても温度調節機能つきのはんだこてを最低温度に設定して、溶かして切るだけです。

あと、穴はドリルで開けて、接続用のUSBの尻尾を付けて終わりにしようと思います。

 

加工方法

普段はんだ付けに使用している 白光の温調はんだごてのこて先を、ナイフ形に変更します。そして、温度調節を最低となる200℃に設定して、プラスチックを溶かしながら切断して行きます。

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200℃から250℃なら、たいていのプラスチックは焦げたり、煙をだしたりはしません。270℃にしたら、半田ごての半田メッキが溶けだしました。

なので、200℃から250℃設定で使うのが良さそうです。プラスチックといっても意外と高温に強いですね。

 機体が綺麗に収まらないので、だんだん穴を大きくして行きます。溶かしながらなので意外と時間がかかりました。

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これでどうかな

 

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ギリ入りません。

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このままでも結構可愛いのですが、まだモーションがしっかり作れていないので、今回はカバーを付けるのは諦めて、モーション作成と映像編集に移行します。

 

購入品情報

白光 温度調節機能付きはんだごてと、ナイフ形のこて先です。

 

白光 ダイヤル式温度制御はんだこて FX600

白光 ダイヤル式温度制御はんだこて FX600

 
 

プラスチックを溶かしながら切断するには、ナイフ形のこて先に付け替えて使用します。

白光 こて先 K型 T18-K

白光 こて先 K型 T18-K