中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊中ロボ26 GR-LYCHEE ソフトウェア設計(その3) 基本設計

つづき

今週はGR-LYCHEEコンテストのソフトウェアを設計しています。

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基本設計

「よつあし」ロボットが実現可能なのかを考えて行きます。

実現可能あるいは、実現可能と思わせることをまとめることを、かっこよく「基本設計(きほんせっけい)」と呼びます。

現時点では実現可能でなくても、最後には実現できると思わせる証拠を集める作業と言っても良いでしょう。コンセプトでも良いと思います。

発注者の「どうやって?」の疑問に答えるのが基本設計です。

 

極端な話し、信頼関係があれば、「お任せください」の一言でもいいのです。

基本設計

 ・お任せください。

 ・信頼と実績があります。

以上

なんてことも良くあります。実際にはたくさんずらずらと200枚ぐらい書くのですが、結局の所は、要するにこの二行程度だったりします。

最後に「悪いようにはしませんから」位を追加しても良いでしょう。

「まかせて安心」と思える文章を書いて行きます。

 

では「よつあし」知性化の基本設計です。

・GR-LYCHEEは「よつあし」に乗るはず。Arduino UNOと同じくらいの大きさなので

・Arduino IDEは普段から使っているので、IDE for GRで開発を行う。

・画像処理はOpenCVを使ったことがある。(チョットだけだけど)

・センサ用のI2Cインタフェースは使い慣れている。

・ロボットの機体は「よつあし」があるので流用する。

・3Dプリンタを使って、機体を作る事ができる。

・一人で作業できる。

・GR-LYCHEEの確認、センサの確認、サーボの確認、機体の制作、プログラムの設計、テスト、映像撮影の順番で作業する。

・野望がある。(30万円はむりでもなんか賞を下さい)

 

いい加減に書いているようですが、ちゃんと開発環境と、コーディング規約、開発言語、ハードウェア、実現可能性、開発体制、スケジュール、モチベーション管理 まで書かれているのでこれで基本設計は完了です。

 

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 機能的には、その辺を歩きまわって拭く。以上なロボットを作ります。

(IOTが抜けているような・・・)

  

つづく

次回は詳細設計について記述して行きます。