中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊 idbox!のプチ改造 Appendix2

はじめに

効果の感じられなかったもの、スルーした改造をさらっとまとめます。

画像

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調整用のシム

必要レベル ☆☆☆☆☆

結局ベルトが真ん中を通るように目視で調整しました。

印刷はしましたが、使いにくく、シムで調整してもベルトの位置がプーリーの真ん中になりませんでした。

採寸がどこかずれているのだと思います。

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Z軸底板

必要レベル ☆☆☆☆☆

Z軸天板だけでも十分効果があったので、使いませんでした。

Z軸モーターマウントと一体造形すれば、天板と合わせて高精度なZ軸スライダーが構成できると思いますが、Z軸の底板だけだと、結局モーターの軸とずれてしまいます。

また、Z軸底板で調整できるのはごくわずかです。(0.2mmもありません。)

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XY軸調整用スペーサー

必要レベル ☆☆☆☆☆

二本のドライバーを使って、両側からロッドをねじ止めすることで、緩みなく止めることができます。

X-Y軸には、調整用スペーサーを付けなくても緩み無く止めることができました。

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純正スプールホルダー

必要レベル ☆☆☆☆☆

54号の純正のフィラメント用スプールホルダーは使いずらいので、直ぐにはずしてしまいました。

固定位置が悪く、フィラメントを通しにくく、回転の振動も本体に伝わるので、適当なフォルダーを作って外置きして使っています。

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保温カバー

必要レベル ☆☆☆☆☆

ヒートベッドを付けたidbox!でも、ABSはどうやっても反ってしまいます。ファンの風が造形物にあたっているので、冷却ファンカバーの改造をするまで造形は安定しませんでした。

これに気づくまでは、自作カバーでなんとかしようとしていましたが、他のプリンタだと綺麗に印刷されるのに、idbox!だと割れてばかりいました。

冷却プチ改造後のidbox!なら、普通にエアコンをかけた部屋で印刷すればカバーは不要だと思います。

必要であれば、沢山ついて来た段ボールで囲います。

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XY軸のベルトテンション調整部品

必要レベル ☆☆☆☆☆

X,Y軸のモーターマウントのベルトテンションの調整は、モーターの筐体への固定ねじを一旦緩めて、少し下向きにテンションをかけて締め直せばOKです。

そもそも、組み立ててから緩んだことがないので、アクリルのidbox!では必要ないと思います。

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ゴム足 パワーアップ編

必要レベル ★☆☆☆☆

ゴム足は置き場所によりますが、品質が上がる訳ではないので不要と考えました。

ただ、机に傷を付けたくない場合や振動が気になる場合は、TPUフィラメントで印刷した部品を使用すれば良いでしょう。

ここにモデルを公開しておきました。

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マイ3Dプリンター プリント実践編

必要レベル ★☆☆☆☆

さすがに55号の説明だけでは、初めて3Dプリンターを触る人には綺麗な造形は無理だと思いますが、既にある程度3Dプリンターの知識があったので購入しませんでした。

55号からいきなりプリントは難しいと思うので、初めての人は実践編があっても良いかもしれません。

ただ、フィラメントが少ないと思うので、もう少し増量してあげて欲しいと思います。

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マイ3Dプリンター パワーアップ編(76,82,83,94号以外)

必要レベル ★☆☆☆☆

パワーアップ編では、このHPやWiki Facebookに書いてあるような、実際に造形が良くなるものとかを、3Dプリンターを使って印刷して行くものを集めた企画の方が面白かったのではないでしょうか。

たとえばTPUフィラメントを配ってゴム足を作ったりとか、LM8UUを追加してZ軸を強化するとかして、3Dプリンター自体が進化するも面白いかなと思います。

もちろん改造の前にロストック型の3Dプリンターを作って保険をかけておくと良いですね。

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おわり