中野島ロボット

小さなロボットの自作記事を書いています。

週刊 idbox!のプチ改造 No.4 ヒートベッドの追加

はじめに idbox!にヒートベッドを追加します。これでABSも冬場のPLAも、きれいにプリントできるようになります。
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必要レベル ★★★★☆ ABSを使用しないのであれば不要ですが、冬場のPLAやPETGの使用にも有効です。 概算 3500円 idbox!はヒートベッドが無ければ、ABSやHIPSのように収縮が大きいフィラメントでは、定着が剥がれ反りが発生してしまい2cmくらいの小さいものしかプリントできませんでした。 ヒートベッドを追加すると、idbox!潜在能力が解き放たれ、ABSによる綺麗なプリントが楽しめるようになります。 手順 1.ヒートベッドを購入する マイ3Dプリンター パワーアップ編のNo.82、No.83 を購入します。 まだ、ガラスベッド化していないのであれば、No.76も必須です。 ディアゴスティーニの部品はここから購入可能です。 2.ヒートベッドを交換する。  ヒートベッドの交換はパワーアップ編の解説を見ながら交換しますが、簡単に言えば、  ・造形テーブルを分解する。  ・造形テーブルをNo.82の金属製テーブルに交換し、部品を移す。  ・テーブルの厚さが変わるためドクを付属品に交換する。    (!)幅が狭い方で、切り欠きが下向きです。  ・No.83の耐熱シールドを載せてネジを締める。    (!)ワッシャーの入れ方に注意する。  ・ヒーターをドライバー基板(RAMPS)に接続し、配線をクルクルで綺麗に巻く。  ・造形テーブルにガラスベッドを戻す。   となります。
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造形テーブルを外すので、Z軸の再調整とテーブル高さの調整が必要となります。 ここまでで、なんだかんだで2時間程かかりました。 3.動作確認 Z軸のドクを正しく認識しない場合があるようなので、最初に電源を投入した時には注意します。 Repetier-Hostのプリンタ操作画面からヒートベッドをONにすると、RMPSのLEDが点灯しベッドの温度表示が指定温度まで上がればヒートベッドの動作確認は終了です。 4.ソフトウェア設定 ヒートベットへの交換後、ABSフィラメントの時に、ヒートベットがONになるようにソフトウェアの設定を変更します。 Repetier-HostのCure Engineのフィラメント設定で、ヒートベッドの温度を、フィラメントに合わせて設定します。 ABSは80℃としています。PLAは50℃、PETGは70℃に設定しています。 idbox!のヒーターはなかなか強力で、ヒートベッドの面積も小さいので割と早く昇温します。 ヒートベッドも結構高温になるので、これからはベッドでのやけどにも注意が必要になります。 5.ABSの印刷設定 ヒートベッド化しても、ABS特有の造形物の反りがなくなる訳ではなく、収縮を遅くするだけなので、ブリムは必須です。 失敗するようならラフトを付けてプリントするようにして下さい。 また、ガラステーブルにはブルーテープを貼り、その上からしわなしピットを塗ってからプリントしています。 注意! ABSフィラメントは印刷時に匂いが強く出るものがあるので換気が必要になります。
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解説 idbox!は実はABSの印刷がとても得意です。PLAよりも綺麗に印刷する能力があります。 その昔、フィラメントはABSが最初で、後からPLAが出てきたのですが、どうやらidbox!のノズルはABS向きみたいです。 テスト印刷 Q02 S60 F0 ABS240℃ プリント時間 26m:20s
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おわりに 造形テーブルがアクリルから金属に代わるので、リニアベアリングのネジや垂直キャリッジのネジを、アクリルが割れる心配をせずに締られます。これがZ軸の安定に寄与しているのかもしれません。 ABSも冬場のPLAもプリントできるようになる、買って取り付けるだけのプチ改造でした。 今後のプチ改造部品は、ABSで印刷した方が良い(PETGでもできないことは無いが、柔らかい為)ため、順番を入れ替えて、ガラスベッドの交換とヒートベッド化を先に持ってきました。 購入品情報